バレーボールの得点記録

最終更新 2026-10-24

試合が終わったあと、得点を残しているチームと、残していないチームでは、1年経ったときに手元にあるものがまったく違います。残していれば「今年は何勝何敗」「あのチームには勝てている」「第2セットを落としがち」が答えられます。残していなければ、覚えている範囲の印象しか残りません。

この記事では、ラリーポイント制の数え方のおさらいから、何を記録すれば足りるか、試合中につけるか・あとから書くかの使い分けまでをまとめます。

要点

  • 残すのはセットごとの得点だけで足りる。 勝敗は得点から分かる
  • 勝敗そのものは記録しない。 両方持つと、どこかで必ず食い違う
  • 練習試合は試合中に、大会はあとからまとめて、が現実的
  • 出場メンバーも一緒に残すと、どの並びで勝てたかを振り返れる

ラリーポイント制のおさらい

現在の6人制はラリーポイント制です。サーブ権に関係なく、ラリーに勝ったほうに1点が入ります。

項目6人制
1セットの点数25点先取・2点差がつくまで続く
最終セット15点先取・2点差
セット数3セットマッチ(2セット先取)または5セットマッチ(3セット先取)

24対24になったら、2点差がつくまで終わりません(デュース)。上限を設ける大会もありますが、標準のルールに上限はありません。

9人制やソフトバレー、ママさんバレーの大会では、21点制や1セットマッチを採ることがよくあります。 要項の確認が要ります。6人制・9人制などの違いは競技区分に、ルール全体はバレーボールのルールにまとめています。

サーブ権の移り方

点の入り方とあわせて覚えておきたいのが、サーブ権の移り方です。

  • サーブを打った側がラリーに勝つ → 同じ人がもう一度サーブを打つ
  • 受けた側がラリーに勝つ → 受けた側に点とサーブ権が移り、時計回りに1つローテーションしてからサーブを打つ

試合中に点をつけるときは、どちらがサーブを打っているかも一緒に見ておくと、ローテーションの間違いに気づけます。

紙のスコアシートでは残らないもの

公式戦では記録員がスコアシートを付けますが、練習試合ではほとんど付けません。 付けたとしても、その紙はどこかへ行きます。

結果として、こういう質問に答えられなくなります。

  • 今年、何勝何敗だったか
  • あのチームには勝てているのか
  • セットを取られるのは第何セットが多いのか
  • 誰が出た試合で勝てているのか

どれも、セットごとの得点と出場したメンバーさえ残っていれば分かることです。

何を記録すればいいか

凝る必要はありません。次の項目で十分です。

項目例なくても困らないか
日付2026年10月18日必須
相手◯◯クラブ必須
セットごとの得点25-21、22-25、15-12必須
練習試合か大会か◯◯市民大会あると振り返りやすい
出場メンバー先発の6人と交代した人あると振り返りやすい
会場◯◯体育館なくてもよい

勝敗は得点から分かるので、勝敗そのものを記録しないほうがよいです。両方持つと、必ずどこかで食い違います。「勝ったはずなのに負けになっている」という状態は、記録への信用をいちばん早く壊します。

同点で終わったセットは、打ち間違いとして扱うのが正解です。バレーボールに引き分けのセットはありません。

記録から分かること

半年ほど続けると、数字がチームの課題を教えてくれます。

見る数字分かること
勝率チームの今の位置。大会のレベルを選ぶ目安になる
セットの取得率勝ち負けより細かく、力の差が分かる
セットごとの勝ち負け立ち上がりが悪いのか、終盤に崩れるのか
相手ごとの成績勝てている相手と、勝てていない相手
出場メンバーごとの成績勝てている並び。ポジションの組み方の参考に

「第1セットを落とすことが多い」と分かれば、試合前のアップを見直す、という具体的な手が打てます。並びの考え方は作戦ボードの使い方にまとめています。

試合中につけるか、あとで書くか

方法は2つあり、どちらが良いかは場面によります。

試合中につける(得点板)あとから書く
向く場面審判台の横、ベンチ、練習試合大会が終わってから、まとめて
良いところ現在の点数が全員に見える。付け忘れない試合に集中できる
難しいところ誰かが端末を持つ必要がある点数を覚えていられない

練習試合なら得点板、大会ならあとから、という使い分けが現実的です。大会のときは、セットが終わるたびに得点だけ手元に控えておくと、あとから書くときに困りません。

Rocks では、どうしているか

Rocks は両方用意しています。入口は「戦績」です(試合の記録と得点板)。

  • 得点板 — タップで加点。サーブ権、セットポイント、25点・2点差での決着、最終セット15点まで扱います。取り消しは50手ぶん。1点ごとに端末の中へ保存するので、アプリが落ちても続きから戻れます
  • あとから書く — セットごとの得点を入れます。得点板を使い終わると、そのまま入力画面に渡ります
  • 出場メンバーも書き残せます。 あとで一覧に「出場:…」と出るので、どの並びで勝てたかを振り返れます
  • 勝敗は保存しません。 得点から導きます。同点のセットは弾きます
  • 通算成績・勝率・セット率は自動でまとまります
  • チームごとに分けて見られます。 複数のチームに所属していても、そのチームで出た試合だけを見られます
  • 記録は本人だけが読み書きできます

試合の日に誰が来られるかは予定と出欠で集めると、並びを考える前に人数が分かります。